映画日記
2016年

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  2016年4月19日(火)      宇都宮        最高気温 22.3 ℃      
14日につづき今日も映画「スポットライト 世紀のスクープ」を見てきた。
アカデミー賞、作品賞を取った映画なので、どうしても見たかった。 実際にあった事件だ。

アメリカの新聞社が、教会内で起きた性的虐待を
チームを組んで、事実を調べあげた。
日本では宗教を信じている人数は少ないが、キリスト教信者数が多い欧米では、
かなりの衝撃的な事件だったと思う。

びっくりしたのは何百人以上もの神父が、性的虐待をしていたという事だ。
大分前から、新聞社には性的虐待をしている神父がいるから調べてくれとの 話しがあったのに、まさかとか、教会批判はタブーとの意見も多く、 見逃されていたようだ。
実際は、嫌がらせや妨害、脅迫、バチカンからの圧力などもあったとの事だ。
だが、それにも負けず真実を追求し続けた新聞記者には拍手!。
 資料より
 本年度アカデミー賞  作品賞、脚本賞 2部門受賞
 2002年、米国の新聞「ボストン・グローブ紙」が、カトリック教会の信じがたい実態を報じた。
 まさに全米のみならず、世界中を揺るがす世紀のスクープだった。
 数十人もの神父による児童への性的虐待を、教会が組織ぐるみで、
 隠蔽してきた衝撃のスキャンダル。
 その許されざる罪は、なぜ長年黙殺されたのか。《スポットライト》という名の特集記事を
 担当する記者たちは、いかにして教会というタブーに切り込み、
 暗闇の中の真実を照らし出したのか。
 この映画は、記者たちが、たんたんと真実を調べていくうちに、その悲惨さを知り、
 世紀のスクープを書きあげるまでの物語だ。
 資料より
 非情に重い社会的・宗教的事件をベースに、虚飾のない映画を作った、ということそのものに
 意味がある映画だと思います。 ひたすら記者達の真実を追求する姿をリアルに描くことに
 徹しているので、エンターテイメント性は薄いです。
 取り扱っている事件が大変ショッキングであるにも関わらず、その衝撃を強調して描こうとは
 していない。(キリスト教徒の方は事実だけで十分ショッキングでしょうが・・)
 もちろん被害者の証言内容などはとても痛々しいのですが、そこを強調するような演出は
 ほとんどなく、たんたんとしたインタビュー、ドキュメンタリーのように描かれています。
 直接の加害者である神父たちや、教会内部の風景、実際の虐待が行われた場面なども
 映像として描かれることもない。 ありがちな演出なら、教会のとても宗教的なおごそかな
 神聖な雰囲気なども描きつつ、行われた虐待の悲惨さと対比させるのではと思うのですが、
 そういう描写もほとんどない。なので、見方によってはもりあがりに欠ける映画とも言えます。
 ただ、タブーを侵してこの事実を世に知らしめようという記者たちの姿は説得力があり、
 それぞれの配役も見事だと思いました。

 この文章を読んで、本当にそうだと思った。
 盛り上がりにかける映画で、感動的でもなく魂が揺さぶられる事もなく、たんたんと
 進んでいく画面。 でもその内容は悲惨でショッキングで考えさせられるものがあった。
 印象的だったのは、カトリック教の神父のほとんどは、閉鎖的な世界で暮らしたためか、
 人間的な成長がなく、子供のままで止まってしまっているから、この事件が起きたとの発言。
 だから、自分ではそれ程、悪い事をしたという意識がないとの事だった。
 信者からは絶対的な尊敬をうけていた神父が? 信じられない話しだった。


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  2016年4月14日(木)      宇都宮       最高気温 20.0 ℃      
アカデミー賞、主演女優賞を受賞した映画
「ルーム」を見てきた。
7年間、監禁された女性と、そこで生まれ育った息子が、 自力で脱出するまで。。
そして、その後どのようにして社会へ適応していくのか。。 その葛藤や苦悩を描いたドラマ。

この映画を見るまでは、監禁された部屋から脱出し、 成功するまでを描いたものと思っていた。
やっとの思いで脱出した後の生活も描いていた。
興味本位のマスコミや世間の人々に対して
怒りがこみあげて対応が出来ない2人。

日本でもつい最近、2年間監禁された女子高生が
脱出したと、ニュースで報道された。
その後の生活は大丈夫なのかと思ってしまう。
父親がそっとしておいて下さいとのコメントを出した。
幸せな人生になりますように。。
 資料より
 7年前から施錠された部屋に監禁されているジョイと、彼女がそこで出産し、
 外の世界を知らずに育った5歳の息子ジャック。
 部屋しか知らない息子に外の世界を教えるため、自らの奪われた人生を、
 取り戻すためジョイは全てをかけて脱出するが……。
 天窓から差し込む明かりを見ているジャック。 外の世界の様子は母から聞く話しだけ。。
 外の世界を知らない息子を不憫に思った母は、脱出する方法を考え出した。
 子供は、怖くて出来ないと泣く。 だが、母は説得し、ついに決行する。
 脱出が成功するまで、何度も危ないシーンが。。 ハラハラドキドキの連続。
 初めに息子、そして母、2人とも無事に脱出出来た時には、本当に良かったと涙が出た。
 待ちにまった実家に帰るが、辛い現実が待っていた。 両親は離婚していたのだ。
 そして父は、孫ではあるけれでも、犯人の子供であるジャックを認める事が出来ない。
 犯人を憎むあまりの事と分かるが、ジャックを受けいらっれない父の姿に苦しむジョイ。
 次々と問題が起きる。 耐えきれずに、精神的におかしくなってしまう。
 でも、最後は適応していく息子の姿に、元気づけられる。 ハッピーエンド!
 閉じ込められた狭い部屋で暮らした母と息子の愛と絆、外の世界に適応できなくても
 ジャックに救われた母が一歩踏み出そうとする姿に、涙、涙。。
 感動の映画だった。 観客数がじわじわと伸びているらしい。


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  2016年3月18日(金)                 最高気温19.9 ℃      
今日は、主人がゴルフなので、自転車で
ジムに行く事に。。エアロビクスが始まる前に
隣の映画館で「リリーのすべて」を見た。

世界で初めて性別適合手術を受けて女性になった実在のデンマーク人画家、 リリー・エルベの半生を描いたイギリスの映画だ。
残された「リリーの日記」が原作との事。

テレビで放映された予告編を見た印象では、
女性として生きたいという夫の全てを受け入れた妻。  物語の内容は、ハッピーエンドなのかなと思っていたが。。

とんでもなかった。辛く悲しい物語なのだ。
女性として、どんどん、きれいになっていく夫。
昔の男性としての夫に戻って欲しいと願う妻。
今まで普通の愛し合う夫婦だったのに。。
でも夫の行動を理解してあげようと思う妻。

今の時代なら、性転換した人もたくさんいる。こんな悲しいを思いせずにいられたのだろうか?
 突然、女性になった夫と暮らす妻の複雑な役、リリーの妻・ゲルダを演じた
 アリシア・ヴィキャンデルがアカデミー助演女優賞を獲得した。
 夫役のエディ・レッドメインは、日本に映画宣伝のためにやってきた。
 当たり前だけど、細みだけれど、普通にイケメンの男優さんだった。(笑) 
 映画では、まるで女性としか見えない仕草や雰囲気を見せていた。
 アカデミー主演男優賞を取った事のある男優さん! 素晴らしい演技力だと感心した。
 この映画を見ていて、途中、何回も涙なしには見られない場面があったが。。
 私の少し離れた横の席で、ほとんど泣きぱっなしの女性がいた。
 途中には、すすり泣き以上の泣き方だったので、映画に集中出来なくて困った。
 もしかして、この女性は「LGBT」なのかも。。
 考えすぎかもしれないが、自身の人生と重ねて、こんなに泣いてしまったのではと思った。
 資料より
現代でもそうなんだから、ましてや1920年代におけるLGBTの方々の苦悩は計り知れません。 それこそが、人類で初めて性転換手術を受けたとされる実在の人物リリー・エルベをモチーフに書かれたフィクション小説"The Danish Girl"の実写版の今作「リリーのすべて」で描かれるテーマ。 女性としての自分に目覚めた主人公アイナー・ヴェイナーがいかにして「リリー」という本来の自分の姿を取り戻していくかを辛辣に、しかし優しく描いた社会派ドラマとなっています。 主人公のアイナー(エディ・レッドメイン)は風景画家。昔見た思い出の風景をいつまでもいつまでも描き続ける彼は、まるで過去の何らかの経験にとらわれているかのよう。 彼は同じく画家で、人物画を得意とする妻のゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)と結婚して約6年経ってもお互いに対する思いやりと愛情を忘れない、まるで絵に描いたような幸せな生活を送っていました。 ある日ゲルダは、女性の姿を描くため、アイナーに女性の服を着てモデルになってもらうようお願いします。 最初は着たくないよと拒む彼でしたが、ゲルダから手渡されたドレスを手に取ると、自分の内側から何かが湧き上がってくるのを感じます。 アイナーは、そのドレスを強く握りながら、ある考えに心を奪われてしまったわけですが... その後、アイナーは頻繁に女装をするようになります。 ついにはゲルダとセックスをする時にまで、女性用の肌着を着用するように... これを一種のプレイのようなものだと楽しんでいたゲルダは女装中のアイナーを「リリー」と名付け、とある提案をします。 仲間内のパーティに、リリーとして参加すること。メイクやドレス、仕草も練習していけば、誰にもばれることはないだろうと思いながら。 パーティに行ったリリーは、アイナーでいる時はいい友人であるヘンリク(ベン・ウィショー)から言い寄られ、ついには離れたところでキスされてしまいます。 それを拒めなかったどころか、むしろ性的な興奮を覚えてしまったリリー。しかもその現場を、ゲルダに目撃されていたのです! ここのあたりの緊迫感というか、ついつい身悶えが止まらなくなってしまう微妙な感覚がたまりませんね。 だって、アイナーは結婚してるんですよ! いくらなんでもキスは拒みなさいよ、キスは! ああ、ゲルダが不憫でしかたない... と思うじゃないですか? でも、女性としての自分に目覚めてしまったリリーはもう止まりません。 ゲルダを傷つけていることを理解しながら、「アイナーは君を愛しているけど、リリーとしての自分は別だから」なんて言いながら、なんとヘンリクとの逢瀬を重ねちゃうのです! ヒィィィ!! とんでもねーな! いや、自分の性のありかに関わらず、やっぱり不倫はあかんでしょ! しかもこんな堂々と! しかも、いくら見た目も美人で仕草も完璧に女性だとはいえ、リリーが本当は女装したアイナーだとバレてしまったら、多分ストレートなヘンリクはどう思うんだよ... でもみなさんご安心を。残念ながら、バレバレなんですよ。 リリーが女装したアイナーだと気づいていたヘンリクは、それをわかった上で性的な関係を築こうとしていたのです。 そのことに深く傷つくリリー/アイナーですが、それでも女性としての自己認識は日々強まっていくばかり。 「私は自分の夫に戻ってきてほしいの」と懇願するゲルダに対し、リリーは「リリーとアイナーは別人。私はもうあなたの求めるものを与えてあげられないの」と主張し、その上でまだゲルダのことを愛している、一緒にいてほしいと言うのです。


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  2016年2月15日(月)     宇都宮      最高気温 9.4℃      
今日はジムの日。主人がゴルフに出かけたので、 ジムまで自転車に乗って行く。
ジムの隣にある映画館で、アカデミー賞に、
ノミネートされた「キャロル」を見る事にした。
9時20分から上映が始まり、11時30分終了。 12時15分からラテンエアロが始まるので、
ちょうど間に合う時間だと嬉しくなった。

映画は、昔に比べて見なくなった。
それは主人が映画に興味がなくなったから。。
ひとりで行くのが、億劫になってしまった私、
昨年は3本だけしか見にいかなかった。

今日は月曜日、以外と映画館は混雑していた。
何故かと思ったら。。 大人1800円が、
月曜日=「auマンデイ」で 1100円との事。
中年の女性も男性も、ま〜ま〜の混み具合。
火曜日=シネマレージデイ 1400円
水曜日=レディースデイ   1100円
木曜日=カップルデイ     2200円2人で
金曜日=メンズデイ      1100円
土曜、日曜以外は、毎日、割安値段なのだ。

「キャロル」資料より
アカデミー賞をにぎわせる超・話題作──
60年以上封印された愛の名作、ついに解禁!
 「太陽がいっぱい」で知られるミステリー作家パトリシア・ハイスミスが1952年に出版し、
 100万部を超える大ベストセラーとなった原作は、彼女自身の体験が基になっている。
 当時は“女性同士の恋愛”自体が法律で禁じられており、ハイスミスはこの原作を、
 別の名義で出版していた。 その30年後、自らが執筆者であることを公表し話題になった。
 主演女優賞にノミネートされたケイト・ブランシェットと助演賞にノミネートのルーニー・マーラ。
 1998年年「エリザベス」で、若き女王エリザベスを演じ、アカデミー主演女優賞にノミネート、
 2013年、「ブルージャスミン」ではアカデミー主演女優賞を受賞した。
 ルーニー・マーラは「ドラゴン・タトゥーの女」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。
 「エリザベス」はテレビ放映で、「ドラゴン・タトゥーの女」は映画館で見た。
 「ドラゴン・タトゥーの女」で、すさまじい演技をみせたルーニー・マーラの姿は忘れられない。
 2人の確かな演技力で、同性愛が認められない時代の苦しい愛の形が浮かびあがってきた。
 1952年のニューヨークを舞台に、2人の女性の愛の物語を描く。
 クリスマスで賑わう百貨店でアルバイトをするテレーズは、娘へのプレゼントを探しに
 きたキャロルに出会う。 忘れ物の手袋を届けたことをきっかけに、徐々に関係を深め、
 2人は恋に落ちていく。。 若いテレーズには恋人がいたのだが。。
 子供の養育権をめぐって争うキャロルと夫。
 その当時(1950年代)は、同性愛者は子供を育てるには、不適格者と言われていた。
 今は、日本でも遅ればせながら、「LGBT」に対しての差別、偏見を無くそうとの運動が。。
 L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダー。
 L=女性同性愛者、G=男性同性愛者、B=両性愛者、T=性同一性障害。
 「LGBT」の人達は、子供の頃からいじめの対象になったり、成人してからは、
 差別、偏見に苦しみ、自殺者が多いとの統計が出ているとの事。
 日本でも社会に理解を深める対策を、やっと取り組んでいくところだ。
 「キャロル」に出てくる旦那さんは、奥さんとして愛しているので、離婚はしたくないのだ。
 子供も出来て幸せな生活だったはずなのにと、納得出来ない気持も分かる気がする。
 「LGBT」の人たちへの偏見はない積もりだが、この結末は、やりきれない気持ちにもなった。
 「LGBT」の人も、旦那さんも、子供も、みな傷ついて悲しい思いをしているのだ。
 あらすじ資料より
 1952年「クリスマス」まじかのマンハッタンでデパートのおもちゃ売り場でアルバイトとして
 働いていたテレーズ・べリベット(ルーニー・マーラー)は、写真家になる夢を抱いています。
 ある日キャロル・エアード(ケイト・ブランシェット)という中年の女性が娘のために、

 電車のおもちゃを買いに来ました。
 そこでテレーズは、キャロルの持つ、特別な華やかな雰囲気に自然と目を奪われました。
 そしてテレーズは、そのままキャロルから目を離せずにいました。
 その視線に気づいたキャロルは、故意に手袋をカウンターの上に忘れていきました。
 テレーズは、キャロルが、店を出た後、彼女が手袋を忘れていった事に気が付きます。
 そしてニュージャージーの彼女の自宅に届くように手袋を送りました。
 一方でキャロルは、夫ハージーとの離婚問題に手こずっていました。
 その離婚問題の内容は、娘リンディの養育費の関係です。
 そんな精神的な時期にテレーズが送った手袋が届けられました。
 この時、キャロルは、そんな些細な事にでも相手の事を思いやる事の出来る
 テレーズの優しさに心が温かくなりました。
 そこでキャロルは、ランチにテレーズを招待する事にします。この事がきっかけで
 テレーズとキャロルは、交友関係を結ぶようになるんです。
 キャロルが離婚問題でもめてる状況でテレーズとの交友関係が始まりました。

 この二人の関係は今後どのような変化を見せてくれるのでしょうか?
 そしてデパートのアルバイトの店員とそこに買い物に来た美しい妖艶な中年女性!
 この二人の関係が始まる事をキャロルは予想していたのでしょうか?
 テレーズはキャロルからどんどん目が離せなくなりました。
 遠くからクリスマスツリーを買う姿を写真に撮ったりしていました。
 夫ハージーは、以前キャロルが、親友のアビーと逢引をした事があった為に
 テレーズとの関係に疑いを持つようになります。
 そんな状況の中でキャロルとテレーズは旅行に出かける事になります・・・
 逢引とは、男女が人目を避けて密会する事を指します!今回の場合は、女性同士なんですが、
 逢引には「人目を避けて」というニュアンスが含まれる事があります。
 という事は、旦那のハージーは、女性同士の恋愛を疑ってるという事なんです。
 不仲で妻の同性愛に理解を示さない夫・ハージは不満を抱く。二人は離婚協議中だったのだが、
 ハージは一方的に共同親権を拒否する申し立てを行った。
 キャロルのネタバレあらすじ2
 春まで愛娘に会えないことを悲観したキャロルはテレーズを誘い旅にでます。
 一方テレーズの恋人・リチャードも自分の気持ちを受け入れず、
 キャロルに夢中になるテレーズに対して怒りを覚え、破局を迎える。
 ホテルやモーテルを転々とする二人は距離を縮め、親密さを増していき、
 ある日一線を越えてまうがその様子を探偵に密偵され、ハージに密告されてしまう。
 自分が悪かったと責任を感じるテレーズと、自分の意思で行動したとテレーズを
 慰めるキャロルだったが、離婚問題が不利になり距離を置くこととなった。
 キャロルに会えないことを受け入れられないテレーズだったが、徐々に落ち着きを取り戻し
 、念願だったニューヨークタイムスで働きはじめる。
 娘の親権を獲得したいキャロルは、夫の言う事に従い夫の実家で生活を送り心理療法も行うが、
 窮屈さや虚無感を感じていた。
 とうとうハージとキャロルの審理が始まるが、キャロルは当初の主張を一転させる。
 キャロルの結末
 テレーズに抱いた感情はウソではなく、本当であり、自分のとった行動の責任に
 ついても重々承知している。そして、母親として娘の幸せを考えれば、親権は夫に
 ゆだねたほうが娘の幸せのためだと告げる。
 その後、テレーズに再会し同棲を提案するが、すぐには受け入れられなかった。
 だが、テレーズはキャロルを愛していることに気が付き、キャロルがいるレストランに出向き、
 二人は視線を合わせ物語の幕は閉じる。

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