2016年4月23日
福島県会津地方 絶景の秘境路線!!桜咲く「只見線観桜列車」と「柳津虚空臓尊」と、
「会津田島祇園会館」 昭和村「からむし織りの里」 猪苗代湖畔の「天鏡閣」

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  2016年4月23日(土)      福島        最高気温 26.1 ℃      
 関東バス旅行社の日帰りのツアーに行ってきた。 
 絶景の秘境路線!!桜咲く「只見線観桜列車」と「柳津虚空臓尊」と、
 読売新聞の折り込みのちらしに載っていた。
 絶景の秘境路線!只見線観桜列車!の言葉に惹かれ、行ってみた〜いと思い、
 主人に話すと、面白そうだねと行く事になり3月に申し込んだ。
 今回は関東バスの武子(たけし)車庫に車を置いて参加する事になった。
 お迎えのバスの到着が少し遅れたが、武子駐車場からは5組、10人が乗り込んだ。
 次の乗車地から乗り込んだ8人を含め、43人。 ほぼ満席の状態になった。
 道の駅、上河内でトイレ休憩、そして朝ごはんのおにぎりが配られた。
 今までは、おにぎりと沢庵だけだったが、今日は鶏のから揚げが1個、入っていた。
 業者さんを変えたみたいで、お米も美味しくなっていた。
 バスガイドさんが、コーヒーor日本茶のサービスを。。熱々が嬉しい〜
 高速に乗る前に、また道の駅「湯の香しおばら」で、トイレ休憩。
 走り出すと、すぐに渓流が。。いい景色!とバスの窓からパチリ!
 桜も咲いていた。 宇都宮はすっかり散ってしまっている。 このあたりは寒いんだね。
 青空と桜が、きれい〜。。
 バスの窓ごしだが、次々に満開の桜を見る事が出来た。 心が躍る。。
 そして最初の観光場所の「会津田島祇園会館」に着いた。
 資料館の見学、係りの人の説明を聞きながら、見て歩く。
 (800余年の伝統を誇る会津の田島祇園の資料が展示されている)
 この資料館はカメラOKですとの事。 
 鎌倉時代から続く田島の祇園祭。 日本古来の祭りの原点との事。 
 そのお祭りの映像を階段状になった席に座って見せてくれた。
 振袖、角かくしの花嫁衣装を着た未婚の女性の行列は見事なもの。。
 その優秀写真が展示されていた。
 日本全国、他に外国からも参加出来るとの事で、毎年増えてきているらしい。
 ただ、参加費用は6万円、着物を借してもらい、着つけをしてもらうから。。
 次に昭和村「からむし織りの里」へ。。 道路をはさんだ向かいの満開の桜がきれい〜
 からむし織りとは 資料より
 福島県指定重要無形文化財となっている”からむし織”。 麻に似た感じだが、
 イラクサ科の宿根草であるからむしから繊維をとり、糸を紡ぎ出して、それを使った織物が
 からむし織だ。一見、麻織物のようにも見えるが、麻よりもハリがあるのが特徴だ。
 ざっくりと織った小物から、着物の反物まで幅広い織物がある。
 からむしを原料とする上布の産地としては、宮古や石垣などが有名だが、本州で
 唯一からむし原料の産地となっているのが、ここ昭和村だ。
 約600年以上前から厳しい管理のもとに代々受け継がれてきたという。
 真っ青な空、緑の木々、広大な土地に施設はあった。
 からむし織りとは麻に似た この地方に昔からある織物らしい。 
 敷地内に水芭蕉が咲いていた。  まさか、水芭蕉がここで見る事が出来るとは。。
 ひとかたまりになって咲く水芭蕉は始めて見た。
 でも、ひとかたまりの水芭蕉には、あまり可憐さは感じられないような気がした。
 10年位たったら、見事に増えて群生しているのではと想像した。  


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  2016年4月23日(土)     続き     福島  最高気温 26.1 ℃   
 今日の昼食の「松茸 二段弁当 南山のたび」が、みなに配られた。
 列車の中で食べるのかと思っていたら、座れない場合があるので、バスの中で
 食べた方がいいとの事だった。   人気の駅弁らしいのだが。。
 秋でもないのに、松茸?と、あまり期待しないで食べ始めたが、思ったより美味しかった。
 期待しないで食べたから、よけいにそう思えたのかな?(笑)
 「会津川口駅」は小さな駅だった。
 駅舎の中に入り、発車まで、かなりの時間があったので、線路を見ようと、
 硝子戸を開けてみたら、考えられないような素晴らしい景色が広がっていた。
 その光景を、すぐに写真に撮れば良かったのに、線路を渡り、近くから写してしまった。
 線路の脇に只見川が流れていて向こう岸に、小高い丘を背景に桜と菜の花。
 川面に映る桜と菜の花。 桃源郷のように思えた。
 全体的な風景の写真を遠く離れた場所から撮らなかった事が、心残りなのだ。
 大雨になったら、線路に川の水が氾濫するのでは?と主人に言うと、
 ダムで調整するから大丈夫なのだと。。 びっくりの駅の景色。
 絶景の秘境の只見線と、ちらしに書いてあった意味が分かったような気がする。
 期待に胸ふくらませて電車に乗り込む。 コバルトブルーの只見川。
 真っ青な空の色が川に映って、こんなにきれいな色に見えるのかな?
 曇りの日なら、この色は望めないかも。。
 バスの窓のすぐ下に流れる只見川。 ほんとに絶景だわ〜
 興奮して写真を何枚も撮ったが、だいたい似たような感じに写っている。(笑)
 残念な事に、外の桜は、散って葉ざくらに。。 観桜列車とはならなかったけれど、
 大満足だった。 今年の桜は例年より10日以上も前に満開だったとの事。
 「会津柳津駅」に降りた。 駅のまえには散りかけの桜が。。
 そして機関車が展示されていた。 みな、その前で記念撮影していた。
 そして「会津柳津駅」のそばにある「柳津虚空臓尊」まで歩いて向かった。
 「福満虚空蔵菩薩圓蔵寺(ふくまんこくぞうそんえんぞうじ) 」 資料より
 圓蔵寺は大同2年(807年)に徳一大師によって開創されたと伝えられ、
 御本尊の福満虚空蔵尊は弘法大師の作と伝えられます。
 日本三大虚空蔵尊のひとつ、丑寅年生まれの守本尊として<知られおり、
 県十大祭りのひとつ七日堂裸まいりは、1年の幸福と無病息災を祈る奇祭として
 知られています。また、年末年始は大晦日の夜から多くの参拝客が訪れ、
 新年の福を祈願する。
 歴史を感じるお寺で、あかべこや牛などが置いてあり、撫でるとご利益があると。。
 本堂前の舞台から見おろす只見川。川に架かる赤い橋もマッチして素晴らしい景色だった。
 本来は、下の参道から急な階段(上右の写真)を登って、お参りする方が、ご利益が、
 あるかもしれないが、上にある駐車場から下に降りる感じで、お寺まで歩いてきた。
 古い本堂の建物が。厳かな雰囲気を感じさせ、パワースポットなのかな?
 うす暗い本堂の中に入り、お賽銭を入れ、家族の健康を祈ってお参りをしてきた。
 本堂の中の写真は、撮らないで下さいとの張り紙があった。
 バスに乗り込み、猪苗代湖を眺めながら次の観光地の「天鏡閣」へ。
 「天鏡閣」とは 資料より
 猪苗代湖畔に残る名建築、「天鏡閣」。国重要文化財に指定されたこの建物は
 1908(明治41)年の建築。その前年、有栖川宮威人親王が、東北巡業中に
 猪苗代湖畔を気に入り、別荘建設を決定したことによります。8月に完成した後、
 9月には嘉仁親王(よしひとしんのう)、後の大正天皇の行幸があり、李白の句である
 「明湖落天鏡」より、天鏡閣と名づけられました。
 ルネッサンス様式の意匠を凝らした内装は、日本にある洋風住宅の中でも、
 ひときわ優雅で美しいもの。この建築を見に行くために猪苗代湖を訪れても損はしない
 素晴らしい名建築です。 1924(大正13)年に高松宮宣仁親王が有栖川宮家の
 祭祀を継承したことに伴い、この天鏡閣も高松宮家に引き継がれます。
 そして1952(昭和27)年に福島県に下賜され、会議室などに使用された後、
 老朽化によって1971(昭和46)年に使用中止。1979(昭和54)年に国の
 重要文化財に指定され、修復を受けて現在にその美しい姿を伝えています。
 今が盛りと咲いている桜。
 今年の会津の桜は例年より、10日以上早く咲き始め、散ってしまったので、
 観桜列車から桜を見られなかったからと、急遽「天鏡閣」の桜のお花見を
 予定に入れたとの事。
 そのおかげで、満開の桜を見る事が出来た。 黄色い水仙も。。
 広い庭園の中、いたる所で桜が咲いていた。
 ルネッサンス様式の意匠を凝らした内装のお屋敷の中の写真も。。
 帰り、バスの窓ごしに田舎風の景色をパチリ! 癒される風景だわ〜
 盛りだくさんだった今回のツアーは大満足だった。
 全国的に有名な観光地ではない、まだ行った事のない場所を選んでツアーを計画した
 関東バス旅行社のスタッフには頭が下がる。 下調べも大変だったでしょうに。。
 全国には、このような観光地がいっぱいあるのだと思う。